どうも!
三国志物語後半の非業に倒れたマイナー勇士が大好きな諸葛菜です!
今回はそんなマイナー武将でも、血筋がばっちりな許儀!!
行ってみよー!
凛々しいぜ!
許儀
父:許褚(チョ) 子:許綜
その他:三国志演義で勇将との表記が・・・
263年、蜀の国力が衰えたと見るや、司馬昭が鐘会、鄧艾に命じ蜀征伐を命じます。
許儀は鐘会の部隊に組み込まれます。
鐘会は、
「誰かが先鋒になって、山に道を切り開き、川には橋を架けよ」
と諸将に先鋒となるものを募ります。
「それがし、参ります!」
虎将軍許チョの息子許儀が立候補!!
この時はうれしかったですね~。
許チョの息子が出てきただけでも期待度大!
どんな暴れっぷりを披露してくれるのかと、楽しみにしていました。
さて、諸将も
「許儀殿でなくばかないますまい」
と皆さんこぞって許儀を持ち上げます。
鐘会も、
「そなたは勇将として、親子ともども聞こえ高いものであり(中略)いずれも険しいところばかりゆえ、兵士たちに道をならさせ、橋を直させ、山をけずり石をくだかせて、遺漏なきようにせよ。仕損じたら軍法に照らして処分するぞ」
ぬうう・・・許儀の頭上の死兆星が発光し始めた・・・。
許儀、戦で一番大切な役目の一つをおおせつかりました。
戦では兵站、兵糧の輸送、道の整備はとても大切な仕事。
むしろ、許儀は先陣を切っての突撃、乱戦に適していると思うのだが・・・。
勇将許儀、地道な作業は抜かりなくできるのか・・・?
それにしても、鐘会のだんな、いきなり軍法に照らすって厳しすぎないスカ!?
こいつ(鐘会)・・・すぐ人のこと脅すんだよな・・・。
許儀VS蘆遜 in南鄭関
許儀は約6000の兵を従え南鄭関に到着。
関を守るのは蜀の大将蘆遜。
「この関を破れば漢中であるぞ!関を固めておる軍は無勢じゃ。一気に攻め破れい!」
その前に言われたことはちゃんとやったのかい...?
許儀突撃~~!!
相手が無勢とはいえ、勢いだけでどうにかなるのか!?
ちょっと心配だぜ、許儀大将!
いきなり連弩の雨あられ!!
騎馬隊は乱れ、ばたばたと倒れて総崩れ。
許儀、あわてて退却して、鐘会にご注進。
鐘会も突撃しますが、足元の土が崩れて落馬寸前に。
南鄭関は落ちますが、鐘会は許儀を呼び出し。
「貴様は先鋒となったからは、山あれば道を開き、川あらば橋をかけ、橋梁・道路の修復に専念して味方の進むのを助けるのが当然の役目であろう(中略)命令に背いたからは容赦できぬ!!」
左右の者たちも許儀を推薦した手前、命乞いします。
「彼の父親許チョは数々の大功を立て(略)」
「軍法をゆるがせにして、兵士たちにしめしがつくかっ!」
諸将の諌めも聞かず、鐘会はブチ切れ!
許儀の首を斬り、さらし者に。
なんすかね・・・曹操、曹丕時代の功臣の子孫に対してずいぶんぞんざいな扱いですな!(怒)
そういった功臣の子孫を殺すことで、自分の恐ろしさを周囲に知らしめています。
中国でよくありがちな新興勢力が旧勢力を抑えるために使う手法・・・。
高校時代、許儀が斬首されたのを知ったときはショックでした。
許チョの活躍を思うとかなしいの一言です。
討ち死にではなく処刑とは。
三国志7で許儀は登場します。
ステータスが低すぎるので、次回作からは武力をUPさせてほしい!