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Channel: 三国志演義後半人物事典 諸葛孔明死後の三国志の世界
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傅僉 後期蜀の鬼神!姜維からの信頼も厚い無骨漢!

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どうも!


諸葛菜ですっ!


諸葛菜お気に入りの火の玉燃え武将傅僉だぜい!



やあ~!(゚Д゚)

傅僉のウィキリンク


演義での登場回は第112回。


魏の将軍は郭淮、陳泰、鄧艾、鄧忠、司馬望、徐質…戦闘タイプの武将が次々と登場、本国にも強力武将が控えています。

片や、蜀軍は新手の武将が出てきません。


が、ここへきて傅僉が登場。

姜維は連日軍勢の調練に当たらせていた、剛腹の荒武者傅僉であった。それと一応…蒋舒も。

姜維のお気に入りです。


部下からの信頼も厚いようで、兵士からも慕われています。


対するは司馬望軍。
王真・李鵬なる二将を引き連れて対峙。


王真がまずは仕掛けます。
蜀陣営からは傅僉が出馬しました。


(抜粋)
10合も打ち合ったか、傅僉はわざとすきを見せ、王真がえたりと槍を繰り出すところ、さっと身をかわすなり、彼を抱き取って自陣に引き揚げる。李鵬が大いに怒り、薙刀を振い馬を飛ばせて救いに出たが、傅僉はそ知らぬていで、李鵬の近づくのを待ち、力いっぱい王真を地面に叩きつけると、ひそかに四角の鉄扇を握った。かくて李鵬が追いすがり薙刀を振り上げてあわや斬り下ろさんとした刹那、きっと振り向きざま、彼の顔面を一撃、李鵬は目の玉が飛び出して馬の足元に死んだ。王真は蜀の兵士たちに突きまわされて死ぬ。



傅僉、圧勝です。
ミンメイにありましたが、あれは脚色です


第112回は、孔明死後の三国志演義では武将同士のアクションシーンが最も多いです。この後、姜維と鄧忠も一騎打ち をしています。


この戦いの前に、姜維は傅僉に「どこを攻めたらよいか」と質問しています。


「魏の糧秣は、全て長城にたくわえてござります。一挙に烙谷より沈嶺を越えて長城を突き、まずかしこの糧秣を焼き払った後秦川を抜きますれば、中原は容易に取ることがかないましょう」



廖化・張翼の北伐モチベーションが下がる中、荒武者傅僉はポジティブシンキングで姜維を精神的にサポートしています。



第113回にも名前だけですが登場しました。

黄皓が党均に抱き込まれなければ、勝っていたかもしれない戦です。



第114回
魏の王瓘(オウカン)なる男が偽の投降をし、蜀軍をかく乱させようとしました。
姜維・夏侯覇はこれを見抜き、王瓘(オウカン)を餌に鄧艾をおびき寄せ袋叩きにします。


このとき、傅僉も大活躍。


鄧艾の真正面に躍り出るや、


「下郎、鄧艾。もはやわれらの大将の計に落ちたぞ。いさぎよく馬を下りて死ね」


なんでかわかりませんけど、このセリフ笑ってしまうんですよね。


糧秣車に着火。
大将とは違い、有言実行です(汗)。



第115回
Let's北伐!


姜維はキ山で鄧艾と互角以上の戦いを演じました。その際、傅僉は陣地を守備するよう命じられていました。

鄧艾を追い詰めますが、黄皓の策により、姜維が成都に召還されてしまいます。

成都では厭戦気分が色濃く、姜維ですら身の危険を感じるほど。姜維は漢中にでて屯田し、傅僉は蒋舒と共に陽安関(または陽平関)を守備することになりました。



第116回
鐘会軍来襲。


蜀に対しては、基本的に専守防衛だった魏軍がついに南下!
弱りきった蜀を叩き潰さんと南鄭関 に迫る!


架空武将の盧遜 も討ち死に。


傅僉の守る陽安関にまで達します。

傅僉は副将の蒋舒と早速軍議を開く。


蒋舒、
「魏の軍勢はあまりにも多く、まともに戦っては勝ち目がござらぬゆえ、守りを固めるがよろしゅうござりましょう」


「いや、違う。敵は遠路はるばるやってきたものゆえ、疲れきっているに違いない。我らが売って出ねば、漢・楽二城は守りきれまいぞ!」


傅僉の言葉に蒋舒は黙然とする。


蒋舒め・・・いったい何を企んでおる・・・(-"-;A。


魏の大軍が押し寄せてきたと注進が入ります。



衆を頼んだ魏の総司令官鐘会 の旦那は、


「わしはいま10万の大軍を率いてきたのじゃ。早々に関をあけ渡せば、官位によって取り立ててやろう。が、もし蜀にいらざる忠義立てをすれば、ひともみに踏み破って、一物残さず焼き払ってくれようぞ!」




傅僉は爆怒。
蒋舒に後を任せ、3000騎を率いて打って出ます。
意表をつかれた鐘会は戦わずして逃げる。


魏の大軍が再びまとまってかかってくると、小勢の傅僉は苦戦を強いられ、関に退こうとしました。


傅僉が退こうとすると、関の上にはすでに魏の旗が・・・。



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「わしは魏に降参したぞっ!」


と、蒋舒が叫ぶ。


くっ・・・この変わり身の早さ・・・!


「恩知らずの不義者め!天下のものに恥ずかしくはないか!」


傅僉めげずに魏の軍勢に斬りいるっ!


もうだめだ・・・逃げろ!逃げてっ・・・!o(TωT )


魏の軍勢はひしひしと傅僉を取り囲む。


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ここから傅僉は無双発動!!∑(゚Д゚)


右に左に暴れまわる!


鐘会の軍勢は大軍…雑兵、モブ騎兵の大群に阻まれ、かぶと首までたどり着けない…。

身体には矢傷、刀傷を負い、傅僉の屈強な側近たち10人も8,9人まで傷を負う始末。


「蜀の臣と生まれたからは、死しても蜀の鬼になろうぞ!」


と、絶叫するや、ふたたび馬に鞭打って斬りいるっ!


ヒットポイント(HP)をマジックポイント(MP)に転換して無双続行!!

無数の魏兵に、側近たちは次々と討たれていきます。


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使命は…果たした…(byブロッケンjr)



数々の槍先をこうむり、ライフポイント(LP)すらゼロに・・・。

馬も倒れたので、自ら首を刎ねて死んでしまいました。



後の人が嘆じた詩に、

一日 忠憤をのべて
千秋 義名を仰ぐ
寧ろ 傅僉となりて死せんとも
蒋舒 となりては生くまじ


中文
一日抒忠愤,千秋仰义名。
宁为傅佥死,不作蒋舒生。


初めて三国志演義を読んだとき、傅僉の死に様は泣けた…。

雑魚武将、外道武将が大半を占める後半において、死して忠臣の意地を見せてくれました。

今度は傅僉の子孫たちを書いてみようかな。


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