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Channel: 三国志演義後半人物事典 諸葛孔明死後の三国志の世界
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王瓘(オウカン) 結果的には鉄砲玉(涙)!君のことは忘れない…姜維に挑んだ魏の忠臣!

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どうも!


諸葛菜です!


鄧艾(トウガイ)軍の参謀王瓘(オウカン)です。
彼の活躍を知る人は意外と多いのではないでしょうか?


でも、なんとなく影の薄いキャラです。



黒のソーマを身にまとう




登場回は演義第114回。


司馬昭・賈充らが曹髦 を殺害。
この由を知った姜維は小躍りして北伐軍を起こします。


祁山に陣取っていたトウ艾はすぐに諸将を集めて軍議をしたところ、参軍王瓘(オウカン)より意見がでました。




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「それがしに考えがござりますが、あからさまに言うことは出来ませぬゆえ、ここに書き物にして持参いたしました。なにとぞご覧下されませ」


軍議ですら発言することをはばかるような策…いったいどんな…?


「いかにも妙計じゃが、果たして姜維がこの手に乗るかな」


と、トウ艾。


「それがし命がけで参ってみます」


「そなたの心さえ固ければ、必ずしおおせるであろう」


と、あっさりとGOサインを出してしまいました…。



慎重なトウ艾にしてはちょっと簡単に決め過ぎではないでしょうか。


さて、王瓘(オウカン)は5000騎を率いて、蜀の陣営に降伏を請いに行きました。


「ソレガシは王経 の甥の王瓘(オウカン)と申す者でござります。このほど、司馬昭が天子を弑し、叔父の一門を皆殺しといたしましたので、いたく恨みに思っていたところ、この度幸いにも将軍が征伐の軍を起こされたと聞き、手勢五千をひきいてご膝下に馳せ参じました。おさしずにしたがって奸賊を打ち滅ぼし、叔父の恨みを晴らしたく存じまする」




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これには姜維も大喜び。
蜀軍が困っているのは兵糧とその輸送のみ。是非、王瓘(オウカン)に輸送をお願いしたいとのことでした。


これには王瓘(オウカン)もしたり顔。


計略なるか…。


姜維は王瓘(オウカン)の兵2000を傅僉の軍勢に繰入れ、3000は王瓘(オウカン)とともに輸送の任につきました。



事情通の夏侯覇は、王経に甥などいないことを姜維に伝え、こんな計略にハマるとはらしくないと言いますが・・・、


姜維ももちろんお見通し。
司馬昭ほどのしたたか者が、甥を殺さないわけがない。


王瓘(オウカン)は次々とトウ艾に使者を派遣しましたが、いずれも姜維の手のものに捕縛される始末。


某月某日、糧秣を運ぶのでそこで蜀軍を襲う旨が、蜀軍にバレてしまいました。


姜維は兵糧車に火薬を詰め込み、傅僉のもとにいる魏兵2000に命じて輸送させました。


トウ艾はニセ使者の文書を見て大いに喜び、出陣。


当然、今回は姜維の計略がドハマリ。
伏兵の廖化・張翼に挟まれ、味方と思われた糧秣車の一団が傅僉(フセン) だったので、壊滅寸前です。


これを知った王瓘(オウカン)は無理やり出陣。



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討って出るのじゃ~!!



蜀軍と戦いを続けながら、魏へ向かわず、漢中へ向かいました。追いつかれないよう陣屋、桟道をすべて焼き払いました。



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十分敵を引きつけておき・・・


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メラゾーマっ!


姜維は仕方なくトウ艾を諦め、王瓘(オウカン)を追うことに。




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四方から囲まれる王瓘(オウカン)。

奮闘しますがついに力尽き、黒竜江へ身を投げます。



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黒竜江へダイブ~~~~っ!!!



陣屋、桟道を破壊、兵糧を失わせた王瓘(オウカン)の攻撃は蜀にとって相当な打撃でした。


この奮戦ぶり。後半にしてはとても熱い武将だと思います。

結果的に自爆しましたが、このような自爆攻撃は、弱小国が強国に対して使用する計略であって、大国が小国に使う計略ではないですよね。


普通の武将なら、失敗した時点で何がなんでも戻ろうとするでしょうし、姜維が出しぬかれたのも納得です。


蜀に対する恨みも深いのでしょうな~。


やっぱり、魏には人材が豊富だなあ…と。


王瓘(オウカン)と退治のあと、生き残った王瓘(オウカン)軍を姜維が生き埋め。




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一仕事終えた感のある、漢姜維と夏侯覇。


「畜生、てこずらせおって・・・」



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王瓘(オウカン)


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