どうもっ!
諸葛菜です!
三国志演義後半ネタがなかなか見つからない中、今回は秦の時代についてですw
先日、新年のご挨拶でご紹介しました秦二世の博物館のお話です。
昨年11月に中国西安出張に行ってきましてそのついでに秦2世の博物館に行って来ました。
中国側より「諸葛菜さんは三国志が好きだから秦の時代も好きでしょう」と言われ、半ばウキウキで行きましたw
前回も西安出張のおり、諸葛亮孔明が没したという五丈原にも行きましたので、こちらもどうぞ。
秦の時代については私は、あまり知識がありませんし、春秋戦国~秦の時代の物語と言ったら宮城谷昌光の晏子、奇貨居くべし他数冊と現在週刊ヤングジャンプで連載中の「キングダム」程度です。
しかも、時系列的に物語を読んでいないので、頭の中はグチャグチャです。
しかし、秦二世と呼ばれている胡亥については興味があります。
この博物館は文字通り、始皇帝の嬴政がメインの時代ではなく、胡亥が引き継いでから秦崩壊までの短期間のお話がメインです。
博物館は閑静な住宅街(中国の都市郊外で閑静ってほどでもないのですが…中国にしては閑静です)にあり、高層マンションに囲まれた立派な建物です。
中央の庭には、虎の像が。
これは戦の時に使っていたようです。戦の陣形がどうたらこうたらってことでしたが良うわからん。
博物館内では、様々な出土品が飾られており、器や武器、貨幣がありました。
本物らしいですよ!
西安の郊外、農村地区ではついこの前まで日常的に古銭が土中から出てきたらしいです。現在でも発掘チームは古代の遺物を掘り返しているようです。
出土品の他、秦の時代の城下町、お城の復元模型もありました。
項羽と劉邦の時代に、都は燃やされ城は30日間?三ヶ月?でしたっけ?忘れちゃいましたが、とにかく長い間燃え続けていたそうです。
模型屋出土品以外にも、影絵の小芝居もあり面白かったです。
有名な「鹿を指して馬と為す」の故事。
宦官超高が鹿を連れてきて、皇帝胡亥と取り巻き連中に「これは馬だ」と言い張った話です。
馬と言った連中は残りましたが、「何言ってんだ。鹿じゃないか」と言った人々はみんな殺されてしまいました。
影絵では殺されたり、自殺に追い込まれた人々を描いたものもありました。
中国古代史に興味があるので悪くは無かったのですが…。
中国出張11日目に見ると疲れも合わさってか、気分がグレーになりましたわい…。
なんか気が重いんですよね…。
週刊ヤングジャンプの『キングダム』では、秦が上り坂のまだ皇帝になる前のお話ですので、スカッとするシーンが多いですが、これに慣れたあとでこの博物館に来ると一気にズズーンと来ます^^;
うちの弟はキングダム好きでキングダムコミック 1-36巻セット を全て所持しています。
その弟に司馬遼太郎「項羽と劉邦」第一巻冒頭の嬴政の晩年を見せてあげました。
蒙恬が牢獄にぶちこまれ、自殺。
超高が権限を得て李斯を追い込み、死刑。
のっけからキングダムの光り輝いている武将たちの非業の死から始まり、ちょっと引いてましたね。
中国はいつの時代もHELLだよなあ~。
大量虐殺する権力者が多く生まれる土壌はやっぱり大陸的なのか…。
三国志と話が離れてしまいましたがお許しを^^;
機会があれば、三国志史跡めぐりもしてみたいです。
三国志演義後半の文献はこちらから