三国志後半武将人物名鑑
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三国志演義前半戦!雑魚モブ武将を拾い読み!
どうもっ!
諸葛菜です!
ブックオフでぶらぶらしていたら、こんな本を発見!
105円の棚に鎮座ましましていました。
妙に貫禄があるなあと思ったら1979年初版の本でした。
この本の存在は全然知りませんでした^_^;
私は正史の知識が殆ど無いのでワクワクします。
三国志演義の訳で有名な立間祥介御大も監修されています。
まだ読んでいないけど、この帯に書いてある内容を見たら、オラわくわくしてきたぞ!
「正史が語る激動の人間ドラマ!!
女を徹底利用した外戚、男ではない“男”ゆえのよこしま宦官、これら特権階級を真っ向から批判する清流―黄巾軍の蜂起にも漢室すでに力なく、その混沌のなかから曹操、劉備、孫堅ら無名の英雄が明日の天下を目指す!」
パラパラと目次だけ見てみましたが、曹操の祖父とか書いてあって、三国志演義が始まる前の時代から書かれていますね。
霊帝、いやその前の皇帝かな…。
それと、こんな見事なおまけまでついていました。
「後漢職官表」
三国志演義や三国志ゲームをしていると、大司馬とか驃騎将軍、車騎将軍などいろいろ出て来ましたが、くらいの上下があまりわかりませんでした。
アップしてみると、
ふむ…
注意書きには、
※この表は『東漢会要』をもとにして作成した。もとより概略である。
※1000石、2000石などは年俸を示す。中2000石は実質2160石、2000石は実質1440石、比2000石は実質1200石の年俸という意味である。他もこれと同様。
とのこと。
また、中常侍についても書いてあります。
中常侍(宦官、後宮の接待係、定員はないが10人前後、1000石)、小黄門(宦官、後宮内の雑事を司る。定員はないが20人前後、600石)、尚書令(皇帝政務秘書、すべての書奏を司る要職、1000石)、尚書(6人、600石)などを統括する。
こうして見ると、職階がわかりやすく、大司農桓範
、司徒、司空がどれだけ偉いかが一目瞭然。
横山光輝三国志を読んでいた時は、『大守』ってメチャクチャ偉い人かと思っていました。
ですが、思ったほどではなかったです。2000石程度。
大将軍、驃騎将軍、車騎将軍、衛将軍の次に偉いのが前将軍。
魏の司馬昭が蜀漢討伐の軍を起こそうと、文武百官に事後報告をした際、これに反対した鄧敦
(トウトン)
さんの首を刎ねていましたが、この人「前将軍」だったんですよ^_^;
※トウトンは「前に将軍だった人」ではありませんw
三国志演義ではさらりと書いてありましたが、結構やばいことですよ、これ。
職官表を見て再確認^_^;
そりゃあ、百官も肝を冷やすはなあ・・・。
今で言うと大企業の朝礼か何かで、専務取締役あたりが、常識的な見地から社長に反対意見を言った瞬間に懲戒解雇処分をされたようなものでしょうか。
前将軍は地位が高いですね。
みなさん、今度三国志演義を読むことがあったら、トウ惇斬首のシーンはもっと驚いて上げてください。
で、この本、風格が合ったので、
「もしかしてプレミアものかな?」
と、思ったらアマゾンで捨て値で売っていました^_^;
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三国志 第1巻 転形期の軌跡
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