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どうも!
諸葛菜ですっ!
前回、黄皓の概要を書きましたが、今回は演義での彼の活躍を追って行きましょう。
演義第113回。
司馬望・トウ艾軍を追い詰めた姜維軍。
正面衝突の陣立て合戦では圧倒的な強さを見せたので、このままいけるか・・・?と思われた矢先。
司馬望より、
「最近、蜀の劉禅は黄皓を寵愛して日夜酒食にふけっておりますゆえ、人を遣って抱き込めばよろしいのでは?」
との提案がなされ、党均という漢に賂を持たせて 、黄皓を籠絡。
ために、黄皓は劉禅に勅を書かせて、姜維を退却させた・・・。
第115回。
姜維は魏に戦いを挑むも、負け続き。
宮中では、黄皓が劉禅をたぶらかしており、負けっぱなしの姜維よりも右将軍閻宇に大将軍
を任せようと進言。
「姜維はたえて勝ったためしがござりませぬゆえ、閻宇に代わらせるがよろしゅうござります。ふひひひ・・・」
この企みを郤正先生
から聞いた姜維は、劉禅の元へ直行。
この時、黄皓は劉禅の相手をして、庭先で酒盛り中だった。
黄皓は姜維が来ることを、部下から聞きおよび、すぐに築山の影に隠れる。
姜維は劉禅に対して、今すぐ佞臣を覗かなければ、国家に災いが降りかかると強い口調で責めたが、一向に聞き入れてもらえない。
あまりに姜維がしつこいので、劉禅は黄皓を陰から呼び出し、姜維の前で土下座をさせた。
「それがしは朝晩お上にお仕えいたしているだけで、政に口出しした事なぞ一度もござりませぬ。他人の言葉に惑わされて、それがしの命をお召になるようなことは、なにとぞご容赦下さりませ。それがしの命は、すべて将軍の御心おひとつにかかっております。ご寛恕のほどお願い上げます」
地面に額を叩きつけ命乞い。
大将軍姜維を退けることに成功した!
第116回。
魏軍来る!
総攻撃をかけて来た魏軍に、蜀の国境が次々と侵されて行く・・・。
危急を告げる姜維の上奏文を黄皓は握りつぶす。
「これは姜維が功名をあげようとして申込して参ったものゆえ、それ程気にすることはありませぬ。それよりも、吉凶を占う巫女がいるから、占わせて見てはいかがですか」
と、来たもんだ(笑)
茶番はこちらで。
ババク
は嫁さんに引っ叩かれても降参
。
この由、蜀のものが後主劉禅に急報すれば、黄皓
「それは流言にござります。神が陛下を騙すはずはござりませぬ」
蜀の宮中がすでに腐臭を放っているにも関わらず、陶濬(トウシュン)
のような武将がいたら、黄皓の生肉かっ喰らっていたろうに・・・。
やっぱり蜀は人材不足だ^_^;!
第118回。
蜀漢降伏。
トウ艾は黄皓を国をあやまらせたことを聞いて斬って棄てようとしたが、彼の側近に賄賂を送って死を免れた。
党均あたりに渡したのかな^_^;
ここでは死を免れましたが・・・。
第119回。
上記の理由で黄皓は市に引き出されて五体ばらばらに斬り刻まれた。
司馬昭からは逃れられませんでした。
正史はともかく、演義では羅貫中御大がきっちりと黄皓の悪行にけじめをつけてくれました。溜飲が多少下がったかなと。
いやはや・・・とんでもない佞臣でしたな。
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